タナを探れ!サビキ釣りの釣果は回遊層で決まる!
『タナ』とは、魚が泳いている層(回遊層)のことを指しますが、サビキ釣りにおいては、このタナを探しあてることが非常に重要になります。
何度かサビキ目的で釣行された方であれば、
「同じような仕掛けなのに隣だけが釣れて自分はまったく釣れない」
と言った経験をされたことがあると思いますが、これはタナが合っていないためだったりします。
(仕掛けの色や釣り針のサイズが原因だったりもします)
では、どうやってそのタナを見つけるかと言うと、一番簡単なのは
「釣れている人に聞く」ことです。
「え?」と思うかもしれませんが、これは大まじめな話で、釣り場では
「タナってどれくらいですか?」
等の会話は日常茶飯事で、聞かれて嫌がる人もほとんどいません。
そして、仮に
「イワシは上から5~6mだよ」
と教えてもらったとして、問題は「どうやって上から5~6mに仕掛けを落とすか」ということですが、どんなラインでも絶対に間違えずにタナを狙う方法は、
リールが一回転で送れる(巻き取れる)ラインの長さを覚えておいた上で仕掛けを水面ギリギリまで持っていき、そこから一回転ずつハンドルを逆回転させながら、送られていくラインの長さを足し算していく方法です。
ハンドルの回転は、リール裏の逆回転防止レバーで操作できます。
仮に一回転で60cmを送れる(巻き取れる)リールであれば10回転で6mに達することになるので、誰がやっても正確にタナを狙う事ができます。
※リール一回転のラインの長さは製品サイトやカタログ、説明書等に書いてあります。
これの応用では、着底するまで逆回転させることにより、海底までの深さを探ることもできます。(20回転で着底するなら、12mの深さがあるということです)
アジ等の回遊層がボトム付近の魚を狙う場合は、ベイルアームを上げて錘の重さで一気にボトムまで落とした方が手っ取り早いです。
別の方法としては、初めてリールにラインを巻く人とラインを交換しようと思っている人に限られますが、5mごとに目印が付いているものを購入されるのも一つの方法です。