サイズアップも狙える!投げサビキで尺アジを釣る!
堤防や海釣り公園等で、サビキ仕掛けの上にロケットやティアドロップの形をしたオレンジ色の物体をつけて、長い竿で思いっきり投げている人を見かけます。
これは「投げサビキ(飛ばしサビキ、ウキサビキとも言う)」と言って、通常のサビキ釣りが2~5m程の足元しか狙えないのに対して、それよりさらに遠い20~50m程の沖を狙うことができる釣り方になります。
タックルは、竿・仕掛け共に投げ仕様かベスト!
ここで使うロッドは、3号~4号の遠投磯竿もしくは25号前後を背負える投げ竿が一般的で、ルアーロッドや船釣り用の短いロッドはコマセカゴと錘の重さに耐えられず折れてしまったりするので適しません。
ダイワ(Daiwa) ロッド プライムサーフ T27-405・Wの詳細はこちら
・全長(m):4.05
・継数(本):4
・仕舞(cm):112
・自重(g):390
・先径/元径(mm):2.3/23.7
・錘負荷(号):20~30
・リールシート位置(cm):80
仕掛けは通常のサビキ釣り用の仕掛けでも良いのですが、筆者の経験上、ハリスが1号とか細いと投げた時に千切れてしまうことが多いので、ハリスが3~5号くらいの投げサビキ用の仕掛けをおすすめします。
ハヤブサ(Hayabusa) 太ハリスサビキ 蓄光スキン レッド 4-3 HS415-4-3の詳細はこちら
・強さを追求した仕掛
・全長:150CM
・規格:5本鈎1セット
オレンジの物体『ウキ』を解説!
そして、気になるオレンジの部分はこんな感じ。
普通のサビキ仕掛けに比べ色々な部品がついているように見えるかもしれませんが、大して複雑な作りではないです。
それぞれの役割は以下の通りです。
①ウキ止め
→ウキの稼働範囲を決める
②シモリ玉
→ウキがウキ止めをくぐらないようにする
③ウキ
→仕掛けを留める、アタリを知らせる
④からまん棒
→ウキと仕掛けが絡まないようにする
⑤サルカン
→コマセカゴもしくは仕掛けをつなぐ
魚を寄せる仕組みは通常のサビキ釣りと同じです。
オレンジ色の物体「ウキ」は、8号、10号、12号、15号、18号とサイズがいくつかあり、仕掛けにつける錘に合わせるようにします。
なので、潮の速さに応じて錘を複数用意するのと同じで、ウキも複数サイズを購入して用意しておくと良いでしょう。
サイズ | 12号 |
用途 | アジ サバ イサキ |
商品重量 | 31.8 g |
梱包サイズ | 318.3 x 12.7 x 7.5 cm |
投げサビキの利点・投げる前にウキ下を決め打ちできる!
そして、投げサビキの大きな特徴でもあるのが、
ウキ止めの位置を上下させることによりウキ下(ウキより下の長さ)を調整できること
です。
通常のサビキ釣りでは仕掛けを投入してからでないとタナを合わせられませんが、投げサビキでは、投げる前にウキ下を決められるのでより早く狙いたいタナに到達できるのも特徴の一つです。
と、ここまで書いておいてなんですが、実は筆者、投げサビキを知ったばかりの頃は
「普通のサビキと変わらないんじゃないの?」
と思っていました。
確かに、普通のサビキ釣りで大漁の時も多いし、投げサビキに変えて格段に釣果が上がったとかもないのですが、一点だけ大きな違いがあるのです。
それは、30cmを超えるような良いサイズの魚が釣れるようになったことです。
これは魚の気持になって考えるとよくわかるのですが、岸に近い程人の気配がするため警戒心も強くなる(スレる)し、安全にエサを食べようと思うと自然と沖の方で済ませたくなるわけです。
当然ながら、岸より沖の方がエサも豊富なので、比例して魚の数も多くなります。
そんな中に、イイ匂いを撒き散らしたアミエビが踊っていたら食べるしかないですよね。
、、、ということで、比較的良いサイズの魚もヒットするのではないかと推測しています。
もちろん、沖に投げたから必ず釣れるわけではないし、岸の方が釣れる場合もあれば両方ともまったく釣れない時もあるので、あくまでも傾向としてとらえていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普通のサビキ釣りをマスターして、もう一歩進んだ釣りをしたい人にはピッタリの釣り方だと思いますので、ぜひ道具を集めて挑戦してみてください。