オマツリを未然に防ぐ!ラインの角度で見る潮の速さとオモリの目安

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人もまばらな堤防で海釣りを楽しむ場合はあまり関係のない話ですが、海釣り公園等たくさんの釣り人が集まる場所では、必ずと言って良い程隣の人やさらにその隣の人とオマツリします。

主な原因としては、

・自分または隣のオモリが軽すぎる

・隣が自分の目の前にちょい投げしてくる

・隣とその隣のオマツリに自分も巻き込まれる

・隣が糸ふけを取らずに釣りをしている

等いくつか挙げられますが、筆者の経験上もっとも多いのは、やはり『自分または隣のオモリが軽すぎる』です。

これはほとんどの場合、潮の速さを考慮していないために起こることですが、ラインが流されているのに何の対策も講じずに釣りを続けるのはマナー違反にも当たるのでぜひ解消したいものです。



そこで、今回のエントリーでは難しいこと(潮の満ち引き等)は抜きにして、潮の速さに応じてどれくらいのオモリを付けたら良いのか、またオモリを替えないことでお隣にどう影響するのかを、ラインの傾きを目安に解説していきたいと思います。

※以下、お隣との距離1.5m前後で、4号のオモリを付けた状態で釣りをしているとします。

 

<潮の流れがゆったりしている時>

・ライン傾き:0~10度
・適正オモリ:3~4号

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4号のままで問題ない速さです。護岸や堤防など陸に近く水深も浅いエリアでは、潮の速さは極端に影響しません。

 

<潮の流れが少し速くなってきた時>

・ライン傾き:15~25度
・適正オモリ:6~10号

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オモリの変更が必要な速さです。この程度の速さでは自分の釣り座の幅以上の傾きにはならないのでオマツリの可能性は低いですが、サビキでも大きめのサバやアジが掛かるとあちこちに走るので、なるべくラインが外にいかないように早めにオモリを変えておくことをおすすめします。

 

<潮の流れがかなり速くなってきた時>

・ライン傾き:30~40度
・適正オモリ:12~16号

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さらにオモリの変更が必要な速さです。隣との距離が近くなる混雑時等において、隣が適正なオモリで釣りをしているのに自分のラインだけが流されていると、海中の深い部分では隣の釣り座に侵入してしまうので、この角度まで傾いたらすぐに交換しましょう。

上記でお分かりの通り、オモリは一種類あれば良いというわけではないので、3号から16号あたりまでの複数種類を持参して釣行するようにしましょう。
ちなみに、ある程度の種類のオモリを持っていくのは最初のうちだけで、同じ釣り場に何度も足を運んでいるとその場所の潮の流れがわかってくるので、持って行くオモリの数も絞れるようになります。

 

いかがでしたでしょうか。
「そう言えば気にしてなかったな」「この前オマツリしたのは、こういう事だったんだ」等思い当たるところがある人は、ぜひ参考にしながらマナーを守って釣りを楽しみましょう。



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