ネジの付いた蓋=スクリューキャップをメーカー注文してみた!
読者のみなさんは、”リールの部品を紛失した”ことはありますでしょうか。
リールは、カメラや時計と同じく精密機器に分類されており、いくつもの細かい部品が繊細に組み上げられて出来上がっています。
とは言え、オーバーホールまで自分でできる人は少ないので、筆者を含む一般レベルが紛失する可能性のある部品は限られています。
そんな中、今回筆者はある部品を紛失し、その部品の調査、代替品の検討、メーカーへの注文、という経験をすることになったので、同じ部品の紛失で困っている人に少しでも参考にしてもらえるよう、その過程を紹介してきたいと思います。
なんて名前?ハンドルの反対側に付いている”ネジの付いた蓋”の正式名称が判明!
先日の釣行からの帰宅後のことです。
一日頑張ってくれたリールを洗おうとタックルバッグから取り出したところ、サブロッドに取り付けていたレブロスMX2506のハンドルが「ぽとっ・・・」と落ちてしまったのです。
よく見ると、ハンドルの反対側にあるはずの”ネジの付いた蓋”のようなものが付いておらず、どこを探しても見当たらないのです。
どうやら、現場を撤収する際に”ネジの付いた蓋”を落としてしまったようです。
海釣り経験も10年を超える筆者ですが、こうしたリール部品の紛失は初のことでして、この”ネジの付いた蓋”がなんという名称なのかわからず、ネットの掲示板等も参考にしてようやく名称を割り出しました。
ハンドルスクリューキャップ
これが”ネジの付いた蓋”の正式名称です。
早速、普段から何かと大変お世話になっているAmazonさんで検索してみると、たくさんのハンドルスクリューキャップがヒットします。
これだけあるなら、もしかしたらメーカー注文しなくても代替品が見つかるかもしれません。
ただ、どれも複数個のまとめ売りが多いようで、10数年に1回しか起きない紛失のためにいくつもの予備を持つのは気が引けます。
また、そうした個数の問題とは別に、実はこのハンドルスクリューキャップ。
リールに取り付ける際は、他の2点の部品と組み合わせて使用する必要があるのです。
一つは、ギザギザのついた円盤のような形をした『ワッシャー』。
もう一つは、六角柱状の囲いのような形をした『ネジカラー』。
Amazonさんで扱われている製品にはこれらの部品が付属されていないようなので、やはり代替品でなんとかしようとせず、素直にメーカーに注文するのが良いことがわかりました。
いざメーカー注文。発注から一週間で到着!
色々調査・検討して、名称も判明し代替品がないこともわかったのでいよいよ注文です。
こちらも普段から何かとお世話になっている上州屋さんにお願いしまして一週間程で取り寄せていただきました。(メーカー純正品は、上州屋さんのような提携店舗でないと注文できません)
届いた部品がこちら。
見た目は、薬の袋のようです。
それぞれの部品の値段は、
1.ハンドルスクリューキャップ 300円
2.ワッシャー 200円
3.ネジカラー 200円
全部足しても700円と、比較的お安い価格設定です。
組み立て~取り付けまで僅か1分。ワッシャーの向きに注意!
部品の組み立ては、ハンドルスクリューキャップのネジ部分に、ワッシャー、ネジカラーの順に装着します。
注意点としては、ワッシャーの向き。
外側についたギザギザの先端が僅かに反っているので、反りの向きがネジの先端に向くように付けてください。
順番通りにワッシャーとネジカラーを付けたら、リールにハンドルを取り付け、反対側からハンドルスクリューキャップを合わせます。
無事に取り付け完了です。
組み立てから取り付けまでの作業時間は僅か1分程度。
仕組みを理解していなくても順番通りに組み立てるだけで完成するので、メカに不慣れな人にも安心ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リールの”ネジの付いた蓋”が『ハンドルスクリューキャップ』という名称であることもあまり知られていないだろうし、知っていても紛失した場合に代替品を探そうと考える人は多いと思います。
今回の調査と検討で、ハンドルスクリューキャップはワッシャーとカラーも合わせて使う必要があるため、あれこれ考えずにメーカー注文に回すのが正しい選択であることがわかりました。
もし、同様に”ネジの付いた蓋”=『ハンドルスクリューキャップ』を紛失し、対処に困っている人がいましたらぜひ参考にしてもらえればと思います。