【保存版】シロギスの釣り方と合わせ方のコツ(投げ方・合わせ方編)

シロギスのいる場所を探す

シロギスに限ったことではないですが、引き釣りでは海底の様子を事前に把握することがとても重要な作業の一つになります。

周囲の釣り人に配慮しながらにはなりますが、できれば自分の目の前120度くらいを端から順に一通り投げてみて、砂泥やカケアガリ、根やストラクチャー(岩やブロック等の障害物)の場所等を把握しておくようにしましょう。

筆者はこの作業を『調査』と呼んでいて、この時は万が一の根掛かりにも配慮して仕掛けや天秤を付けずにオモリだけで投げるようにしています。

以下は、調査でわかる海底の様子を簡単に表現したものになります。実際の感覚は投げてみるのが一番ですが、初めての方はイメージだけでも掴んでもらえればと思います。

 

〈砂地の場合〉
オモリがするすると移動する

〈砂泥の場合〉
オモリがずっしりと沈み込む感覚があり、強く引っ張るとすっぽ抜ける

〈カケアガリの場合〉
オモリが一瞬止まったような感覚があり、その後緩やかな坂を登る

〈根の場合〉
オモリががっちりと固定され、引っ張っても抜けない



仕掛けの投げ方

大体の地形を把握できたらいよいよ本格的に仕掛けを投入していきますが、シロギスは砂地に群れでいるので先ほどの調査で見つけた砂地に仕掛けを投げます。

仕掛けの投げ方は、文章ではなかなか説明が難しいのでこちらの動画をみてもらうのがわかりやすいと思います。

ちなみに、動画でも着水と同時にベイルアームを戻すように説明があったかと思いますが、これをやらないと糸ふけが広がり過ぎてしまうので注意しましょう。

 

というのも、ベイルアームは起こしている時にラインが送り出され、戻した時にラインの送り出しが止まるのですが、潮の流れが速い状況で起こしっぱなしにしていると、ラインが無制限に送り出され糸ふけが広がり過ぎてしまいます。

結果、広がったラインを跨ぐように隣の人が投げてしまいオマツリする等のトラブルに繋がるので、特に潮が速い場合等は仕掛けの着水と同時にベイルアームを戻すようにしましょう。

 

また、ベイルアームを戻す以外にも、スプールを人差し指で押さえてラインの送り出しを調整する『フェザリング』という技術もあります。ベイトリールにおける『サミング』のようなラインコントロールテクニックの一つで、本来は投げたいポイントに仕掛けを誘導するテクニックですが、上記のようなオマツリ防止にも効果的なので、ぜひ覚えておくと良いと思います。


※サーフからの投げ釣りではお隣との距離が取れるので、オマツリへの配慮はあまり必要ありません。



シロギスの合わせ方のコツ

前述の通り、シロギスの釣り方は引き釣りが基本の向こう合わせになります。

仕掛けの動かし方は、エサが1秒間に15~30cm進むくらいのスピードでゆっくりとロッドを手前に引き寄せ、手前まで来たら今度はロッドを前に倒しながら弛んだラインを巻き取る、という動作を繰り返します。

 

引いている途中、先程の調査で見つけたカケアガリのところまで来たら、1~3分くらい待ってみましょう。

こうしたカケアガリや障害物の周りはシロギスがいることが多いので、エサをちょんちょんと浮かせる等して誘いを入れるのも効果的です。

また、当然ながらエサは活きが良いのが一番です。何度か投げているうちにエサが弱って動かなくなったら、新しいものに付け替えましょう。

 

そうこうしていると、ついにヒットの瞬間が訪れます。竿先が小刻みに震え、「ぷるぷるぷるぷる!」という手応えがあったらヒットしています。

この時、すぐにリールを巻いても良いですが、シロギスは群れで泳いでいるので、余裕があればしばらく待ってみて2匹目、3匹目と連掛けを狙ってみるのも良いかと思います。

 

また、一度ヒットした場所は続けてヒットする確率が高いので、同じ場所を積極的に狙っていきましょう。

シロギスがスレてアタリがなくなってきたら次の場所へ移動します。



シロギス釣りのまとめ

いかがでしたでしょうか。

文章で書くとどうしても細かい説明が多く難しそうに見えるかもしれませんが、一連の動きはどれも単純なもので子供でもできます。

 

特に重要なポイントだけに絞って挙げるのであれば、

・針はキスか秋田狐を選ぶ
・カケアガリでは一旦止めて誘いを入れる
・エサの鮮度を保つ
・リールではなくロッドで寄せて釣る

というところでしょうか。

 

ぜひ、このエントリーで紹介した動画や書籍等を参考にしながら気軽に挑戦してみてください。




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